甲状腺と動悸(どうき)・息切れ
甲状腺と動悸(どうき)・息切れ
動悸と息切れは、甲状腺ホルモンの過剰分泌によって起こる代表的な状態の1つです。
甲状腺ホルモンは、体の代謝を活性化するはたらきをするホルモンです。
そのため、甲状腺ホルモンが過剰な状態になる甲状腺機能亢進症(8〜9割はバセドウ病)にかかった人は、一見すると顔の表情が生き生きとしていて元気そうに見えます。
でも、も、体内は大変な現況になっていて、体はあたふたしているのです。
どういう事かと言いますと、代謝が活発になると多量の酸素が必要となるため、心臓はいつも以上にがんばる事を要求されます。
そして、わたしたちの脈拍は、ふだんどおりの生活をしている状態では1分間に約60〜80ですが、バセドウ病の人の場合は1分間に100を超えるほどになってきます。
これは、なかなか速い急ぎ足で歩くのと同様のくらいの脈拍数です。
ふだんの生活でそうなるという事は、仕事や運動で体を動かすと心臓はフル回転する事になってきます。
すると、その後に身体を休ませてふだんの生活に戻っても、心臓のがんばりは休む事なくつづく事になってきます。
バセドウ病と検診された人のなかには、就寝中でも心臓のドキドキが気になって、眠る事が出来ないという人もいます。
いつもどおりの生活をされているのに動悸や息切れを感じるようになった場合には、疲れや年齢のせいと自身で決め付けないで、早めに医師に相談するとよいでしょう。
そして、念のために甲状腺に関する検診をうけたいという意思表示をしてもよいでしょう。
もっとも、高齢者の場合は、ほかの状態も目立たないのと同様に、脈拍数も増えない事があるとされています。
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